ポール・コステロ (Paul Costelloe)
1945年アイルランドのダブリン生まれ。
1979年に自身のブランド”Paul Costelloe”をスタート。
ロンドンファッションウィークでは30年に渡り出展を続けるなど、
世界のファッション界の重鎮的な存在として知られる。
ブリティッシュ航空やオリンピックアイルランドチームのユニフォームなど代表作多数。
故ダイアナ妃のデザイナーとして、亡くなるまでの16年間を務めた。
:Paul Costelloe official web site:
釜石にはアレルギーを起こしにくい新金属コバリオンがあります。これが縁となり、ポール・コステロは一昨年、製造元であるエイワ(在釜石)を訪問のうえ、コバリオン製クラダリングをデザインすることとなりました。
京セラの技術指導のもと、日本では昨年10月から本格的に販売開始となっています。本年3月にはいよいよ、ポール・コステロを通じて、ロンドンファッション界にデビュー、現在は、英国・アイルランド・アメリカ市場に販路を広げる準備が進められています。ユニークな金属コバリオンとともに製造地、釜石のプライドが世界に飛び出していきます。
たった数日の滞在でしたが、コステロにとって釜石訪問は多くのことを感じ取る機会となりました。釜石、大槌、山田・・・被災地を見学し、被災者と話をして多くの涙を流しました。その後ロンドンに戻っても沿岸地域復興のために何ができるかを考えていたコステロは、今回、クラダリングに新商品を加え、その制作発表と合わせて、三陸地域の人々に華やかで優雅なロンドンファッションを見せる。それが、ポール・コステロができる「地域に役立つこと」だったのです。その気持ちを受け止めて、実現するために「釜石プライド」が釜石市に発足し、組織委員会と実行委員会が組成された次第です。